みなさん、こんばんは・・・今日は昨日までの好天から一転、春の雨の一日でしたね・・・
さすがにこの天気ではお花見の方はもちろん、参詣の方の姿もまばらでした・・・
地面は春の雨に散った桜の花びらに覆われて、薄桃色に染まっています・・・
参道へ続く石段に薄雪のように白く降り積もった花びらを見ていると、
昨日までは春の陽光の下で咲いていたのに・・・と少しだけ悲しい気持ちに・・・
でもそれは人の思いであって、木々にとっては喜ぶべき存在なのかも・・・
そういえば、昨日から今日への一日で境内の趣にも変化が生じています。
昨日までは桃色に染まる境内でしたが、今日は萌黄色が彩りを添えています・・・
そうです、モミジや桜の若葉が今日の春の雨で一気に芽吹いたのです!
花散らす春の雨は人から見れば無情の雨、でも自然にとっては恵みの雨なのです!
雨が万物を潤し育むことから、仏様の教えが普く衆生を救うご利益を“法雨”といいます!
それにしても、なんと自然は誠実で、そしてこだわりがないのでしょう・・・
季節が来れば花は咲き、そして次の季節へと惜しげもなく座を譲り、散っていく・・・
先日、ごりやくCafeが開催された紫雲閣も春の雨に包まれています・・・
季節が変わるようには、気持ちは簡単には切り替えられないけれど、
それでも優しい春の雨に濡れて、艶々と輝くモミジの若葉を見ていると、
次の季節に向かって、僕も新たな目標と希望を持ちたい気持ちになりました・・・