なんて読むの!?

juno

2011年01月11日 23:28

みなさん、こんばんは!アッという間に1月も中旬ですね・・・

さて今回のブログのネタは1月5日の投稿に続いて
厄除けだんごトリビア」の第2弾をお送りします

今回のお題はズバリ!お土産用のパッケージについてです!

法多山にお参りに来たことがある方ならお馴染みの
こちらのお土産用の厄除けだんごの箱なんですが・・・
名物」の下の三文字って何て書いてあるか読めますか?

実は僕の後輩でもある㈱マツヤマデザインの社長さんのブログに
こんな投稿が載っておりまして、その疑問にお答えするのが狙いなのです!
  ※つーか、「あんざ」ってなんだヨ!マツヤマくん・・・

まあ以前にもお若い参拝者の方に呼びとめられて
「すみません、これってぜんざいって読むんですよね?」
と真顔で聞かれて、ズコーーッとなったこともありました・・・

で、早速その答えなんですが「だ・ん・ご」と読みます・・・
って、そのまんまだし、当たり前じゃんという突っ込みは華麗にかわして
ちょっと説明をさせていただきますと、これは「ひらがな」なんです!

お習字を習っていたり、歴史が好きな人はご存じでしょうが
「ひらがな」は漢字を崩したものがもとになっていますよね!
例えば「」は「」の崩し、「」は「」の崩しというように・・・
ところがひらがなは「表音文字」ですから、表記自体は
漢字で同じ音になるものがあれば、何種類かできるわけです・・・
例えば「あ」なら「阿」とか「い」なら「伊」とかいう具合にです!
実際に現在我々が使用している46字以外に、かつてはその何倍もの
ひらがなが存在していました・・・これを「変体仮名」というそうです!
土産用の箱の「」の上下の変てこな字は、実はこの「変体仮名」なのです

まず上の字は「た」の変体仮名ですが、これは「」を崩したものです!
 → 「多」
これに濁点を付けて「だ」と読ませています・・・

続いて下の字は「こ」の変体仮名ですが、これは「古」を崩したものです!
 → 「古」
これに濁点を付けて「ご」と読ませています・・・

この変体仮名ですが、今では全く使われていないかというとそうでもなくて、

これは「甚兵衛そば」というお店の看板ですが、後ろ2文字は訳わかりませんよね
これも「そ」は「楚」、「ば」は「者」に濁点を付けた変体仮名で「そば」と書かれています!
ちなみに「者」は漢文で「~は」と読む助字であるため「は」の変体仮名となっています!

まあ「厄除けだんご」は江戸時代からあるわけですから、
昔はこういう表記をしていた名残なのかもしれませんね・・・

最後に「厄除けだんご」の名前のプチトリビアを2つほど紹介します

①「厄除けだんご」は・・・「名物だんご」が正式名称であって、「厄除け~」は通称である・・・

②徳川13代将軍家定に気に入られたのが「厄除けだんご」の始まりであるが
  その時、家定公に命名してもらった名前は・・・「串だんご」である・・・

どうっスか?「厄除けだんご」の表記や名前ひとつとっても奥が深いでしょう・・・
また「面白ネタ」や「トリビアネタ」があればご紹介していきたいと思います!

・・・ん?なんか忘れているような気が・・・まあいいか、おやすみなさ~い

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