伝統を受け継ぐ

タイトルは違いますが前回よりの続きです
地味なネタで申し訳ないです・・・ガーン
伝統を受け継ぐ
前回と同じく法多山参道の石垣ですが、昨日とは大きく違うことがあります。
さて何でしょうか・・・?
正解は今日の画像は現代の石工さんが復元したものです!
昔のものと変わることのない素晴らしい作品ですキラキラ

建造当初の石垣をそのまま保存できればよいのですが
なかなかそうはいかない事情もあります・・・
伝統を受け継ぐ
写真の石垣をよく見ると波打ったり、膨らんだりしているのがわかりますか?
石段の左手にあるこの石垣は高さが5m近くあるのですが、
長い年月のなかで「ひずみ」が生じてしまっています・・・
とはいえ、石同士がガッチリとかみ合っていますので
何もなければ、まだまだこのまま頑張ってくれそうですが
「万が一」ということあります・・・
場所によっては、修復や新たな石積みが必要になってきます。

さて、新たに石垣を積むとはいっても、できるだけ旧来の姿を
復元してほしいというのが、こちらの心情です・・・
コンクリート製品のブロック積みなどは論外ですし
伝統を受け継ぐ
上のような現代工法の玉石積み(これは矢羽根積みになっていますね)も
前者ほど悪くはないのですが、野趣に欠けますし、
何といっても、参道の雰囲気にマッチしません・・・

さあ、それじゃ昔ながらの技術を持った石屋さんに頼みましょう人差し指
ところが、そう簡単には見つからないんだな、これが・・・
出入りの造園屋さんの紹介で、ようやく出逢えたのが
静岡市清水の「おざわ石産」の小沢さんでした!
朴訥な職人肌の方でしたが、伝統の技法を守るという意志
ビンビン伝わってくる方でしたので、早速お願いしました!

伝統を受け継ぐ
一つ一つ形の違う石を選びながら積み上げていきます・・・
効率は良くないですが、こうでなければ趣のある石垣はできません!
石積みは意志の積み重ねである
という言葉を聞いたことがありますが、まさしく伝統を守ろうという意志
裏打ちされた、丁寧な職人の手仕事といえるでしょう・・・

そして完成したのが・・・ それは現地で是非ご確認くださいキャー


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