夏の境内に思う・・・

みなさん、こんばんは!というか長らくのご無沙汰でしたのほうが妥当ですね・・・
最近ブログのUPが1週間ごとにまで伸びてしまい忸怩たる思いでいっぱいです汗
ほぼ毎日UPされている方とかホントにうらやましいというか尊敬しちゃいます!

さてちょっとビックリの台風直撃の後も雨模様の日が続いていましたが、
ここ数日は曇天ながら時折夏の日差しも見える「夏が来た!」って感じでしたね!
夏の境内に思う・・・
木漏れ日が影絵を作る午後の参道も初夏というよりは夏の景色と言う感じです・・・
参道脇に設置された来月9・10日の万灯祭のための灯りも夏の風情を添えています・・・

この時期は(あまり歓迎できないことですが)お参詣の方もぐっと減る代わりに
境内の木々をはじめ、自然の勢いが増して溢れる生命力を如実に感じられます・・・
夏の境内に思う・・・
参道南側の小川沿いの自然林も繁茂して“原生林”といったほうがイイ感じです・・・
そういえば、通りかかった子どもが「トトロの森みたい」と言っていましたっけにんまり

ふと足許を見ると、可愛らしい“歌うたい”が・・・ヤマアカガエルです!
夏の境内に思う・・・
ヤマアカガエルの美声ははじめて聞いた人は鳥のさえずりと聞き間違うぐらいです・・・
参道の小川ではこのヤマアカガエルとカジカガエルが美しい夏の歌を聞かせてくれます!
アカガエルの仲間は里山に住む仲間で、それほど珍しい種類ではないのですが、
近年、開発による環境の変化で全国的にも個体数の減少が心配されているそうですしょんぼり

こうした小さな生命をはじめ、多くの生き物が生を謳歌する様が見れるということは
まだまだ法多山の境内は自然環境がよく保全されているんだと安心できます・・・
普段ならばここで「法多山万歳!」で終わりたいところですが、今日はちょっと脱線・・・
僕はこのブログで“時事問題”は敢えて極力扱わないようにしてきました!
今日はそのルールを破ってみようかと・・・で、話を戻すと、法多山は自然豊かな場所ですが
でも、この地域はそんな小さな生命も私たちの安全も即座に喪失してしまうような
そんな危険性を孕んだ場所でもあるのです!そして、その危険性とは原発問題です!

私たちの住む袋井市はその大半が浜岡原子力発電所の半径30km圏内に入っています・・・
つまり福島と同じような事故が起きれば、ここは命を育む場所ではなくなるのです!
今までも尋ねられれば答えていましたが、僕は浜岡原発完全廃炉を願っています・・・

今回の福島原発の事故で分かったことは「完璧な安全などありはしない」ということ・・・
それは浜岡原発も同じであって「100%安全!」なんて根拠は何処にもないのです!
正直、僕も今回の福井原発の事故があるまでは“安全神話”を信じてきました!
それは「事故が起きない」ということではなく、我が国の高い技術によって
完璧に管理されているのだから、酷い事故には繋がらないという意味です。

しかし現実には事故が起こり、僕たちが学校で習ったような、或いはマスコミで
喧伝されているような安全神話など、まさしく神話めいた空論に過ぎず、
原子力は矮小な人智を超えた「扱わざるべき代物」であることが暴露しました!
皮肉なことに原発施設には「普賢」「文殊」など智慧ある仏様のお名前が
冠されたものがあります!私にはそれが仏智に等しい科学技術(人智)を
有しているんだ!という日本人の増上慢の現れのような気がしてなりません・・・

確かに原子力発電は高い技術力と努力によって成し遂げられたものであり、
現に今まで私たちの便利な生活(の少なくとも一部)を支えてきてくれました・・・
私はそれまでも否定するつもりはありませんし、これまでの恩恵には感謝しています!
でも、人智でコントロールできないものであることが判明した今となっては、
少なくとも今有る核廃棄物ですら満足に処理できない不完全な発電方法である以上、
「有効な発電手段」として使い続ける道理は何処にもないような気がします・・・

こんなことって僕が書かなくても、多くの人々が既に気づいていることですよね!
でも、安全も安心も棚から落っこちてもこないし、寝て待っててもやってはきません!
やがてこのまちでも原発問題は是非を問う問題として顕在化するときが必ず来ます!
そのとき一人でも多くの人が、人任せにしないで、冷静に、建設的に、そして真剣に、
自分と大切な人の未来を護る取組みができることを心から願っています・・・


同じカテゴリー(日々の徒然)の記事
ハレを創る
ハレを創る(2012-10-23 02:14)

歓喜なる邂逅①
歓喜なる邂逅①(2012-07-02 22:15)

拈華微笑 2
拈華微笑 2(2012-05-27 22:54)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
夏の境内に思う・・・
    コメント(0)