みなさん、こんばんは!桜の花舞い散る暖かな一日でしたね・・・
週明けの平日にもかかわらず、お花見の方がかなりいらっしゃいました!
桜は散り始めましたが、ミヤマツツジは今が満開という木もあります
ミヤマツツジは花の期間は桜とあまり変わらないのですが、
咲いている場所や品種の違い(花の色が違うとか)によって
満開の時期に1~2週間ほどの差があるんです・・・
そして満開のミヤマツツジの後では、初夏を先駆ける花が咲いています・・・
それはこんな花なのですが・・・何の花かわかりますか?
ヒントは桜と並んで法多山を彩る代表的な植物の花です!
答えはズバリ!葉っぱをみていただければわかります!
そうなんです!実はモミジの木の花だったんですね!
早いものでは、もうこんな風に青々した若葉が伸びています!
これから初夏にかけて・・・そう、
コトコト市の頃には
境内はすっかりモミジなどの新緑に包まれているはずです・・・
境内では過ぎゆく春の季節と切れ間を生じさせないかのように
既に晩春から初夏の花木が着々とその見頃を迎えようとしています・・・
持仏堂の庭でも、ミヤマツツジの足許で晩春の花が咲き始めています
境内のいたる所に群生するアヤメ科の
射干(シャガ)です!
胡蝶花とも呼ばれる美しい花なのですが、花の寿命はわずか1日ほど・・・
それでも次から次へと咲きますので、比較的長い間楽しめます
そしてツツジもミヤマツツジから次の品種へと見頃が移ります・・・
見事な花つきが特徴のこの花は「春一番」という品種です!
実はシャクナゲの一種と玄海ツツジの交配種だということで
ツツジ科ツツジ属ですが厳密にはシャクナゲに分類されるそうです・・・
ちょっと変わったところではこんな花も見頃を迎えています!
小ぶりでなかなか可憐な花なんですが何の花でしょうか?
ご存じであれば、かなり植物がお好きな方だと思います・・・
実はこれ樒(
シキミ)という木の花なんですね!
シキミは別名「香花」というぐらい芳香のある香木で、
主に葉っぱを仏事に用いるのでお寺の境内に植えられています。
法多山でも、仏前の荘厳(飾り)や修法に用いるため数多く植えられてます!
近似種の唐樒(トウシキミ)の実は漢方薬や香辛料となる「
八角」です
これだけ聞くと、とっても有用な植物のような気がしますが・・・
実はこのシキミってかなりの「
有毒植物」なんです
もう葉っぱから幹から花から実から、何もかもが有毒なんだそうです!
特に八角にそっくりな実が最も毒性が高いそうで、最悪死んじゃうんだとか
ですから、カドミウムや有機シアンなんかの化合物に混じって
植物で唯一法律で定められている「劇物」になっているそうです
おおっと!変な話になっちゃったので、お口直しに最後は美しい画像で!
深紅の花桃と薄紅色の桜との見事な競演です!
花桃の木は境内には一本もないんですが、何故か門前には数多くあるんです!
門前や駐車場でもっとたくさん植えてくれたら、桜と並ぶ名物になるかもね
それでは、今夜はこのへんで・・・おやすみなさい