どうなる?どうする?二葉神社

juno

2010年05月15日 23:50

皆さん、今晩は・・・
なんだか時事放談のようなタイトルになってしまいましたね
前回までのブログで「氷室神社」ではなく「二葉神社」だったことが判明した
法多山にあるお社の行く末について、心配されている方も多いと存じます(笑)
今回は、その「二葉神社」が今後どうなるかについてお話を・・・

前回でも触れましたが、このお社は現在、こんな具合に解体修理中です。

かなりの小ぶりのお社で、長い年月風雨に曝されていましたので、
屋根部分はもちろん、柱までかなり腐朽が進行していました・・・
斗供海老虹梁などの後世に残したい部分は比較的しっかりしていましたので
その部分は残存させ、腐食が酷い部分だけを新しい部材に交換していく作業です。

一から造り直す以上に、高い技術力が求められる作業ですが、
いい仕事してますね~(中島誠之助風に)

この「いい仕事」をしている、つまり今回の解体修復を担当しているのが
前回もご紹介したヒロ建築工房の森島さんです

年は若いですが、よく勉強されているし、真面目で仕事も丁寧な棟梁です
コツコツと「ねきに」仕事してますので、もう暫くかかりそうですが
修復が終わった優美なお社の姿が、今から待ち遠しいですね・・・

で、戦前の夜の蝶たちの願いが籠った、大正浪漫漂うお社だということが
今回せっかく判明したのですから、出来るだけ多くの皆さんに、
特に女性の方にご参拝いただけるような場所に遷す計画を立てています。
具体的には釣鐘堂の下にある、こちらの写真の場所の奥なんですが・・・
 ※まあ写真見ただけじゃなんだかパッとしない場所にしか見えませんが

手前の石垣に石段を切り直して、奥に続く道の両側には椿や躑躅などの
の咲く木と竹垣で洒落た細い路地を造ります。鳥居は新しく設けますが、
狛犬や手水鉢は境内に古くから残る風情のあるものを用いる予定です・・・
要は花街柳巷の「情緒溢れる参拝小路」を再現しようという試みなのです
おそらくは「二葉遊郭」にまつられていた当時も、店が連なる大通りから
細い路地に入ったその奥にお社があったんじゃないかと思われます。
秋には完成の予定ですので、「恋の成就」などご祈願されてはいかがでしょう

いや~、今回がホントの解決編でしたネ!これで私も枕を高くして眠れ・・・え?
まだ「解決してないこと」があるですって・・・?
結局、「氷室明神社」ってナンだったのよ?
ですよね~・・・ハイ!ちゃんとその謎についても調査済みです!・・・が
「マニアックネタはもう止めれ」というご意見も頂いておりますので
次回は別ネタで行こうかな・・・無かったらこのまま突っ走ります

あ!最後にステキなイベントのお知らせです!

明日5月16日() 10~16時まで
袋井市上山梨の「月見の里学遊館」にて
クリマ2010」が開催されるッス!
ワークショップやらフリマやら ステージパフォーマンスフードコート
まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなステキな楽しみがいっぱいみたいです
クリマ2010」の詳しい情報は→コチラ

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