みなさん、こんばんは!世間では台風の被害も出ている中、手放しでは喜べませんが
それでも乾ききった法多山の境内にとっては、待ちに待った
になりました・・・
今回は
9月20日(
祝)開催の「
星満夜」での
「なるcafe」に関する情報です!
以前のお知らせの中で、お出しするスイーツと和紅茶にちょっとした「高級食材」を加えた
オリジナルメニューを出すつもりだ、ということを書かせていただいたと思います。
あの時点では「
シークレット食材」ということで、画像にモザイクまでかけちゃいました
まあ、今回はその「シークレット食材」の種明かしをしちゃおうというわけです
まずは前回の画像のモザイクを外しちゃいましょう~
今回のスイーツ担当の
amour fuseeさん作のガトーショコラの上に
乗っかってる謎の物体が「シークレット食材」なんですが、何かわかりますか・・・?
ちなみに「奈良漬け」でもなければ「煮過ぎたメンマ」でもありません!
「ドライフルーツっぽい?」と思われたアナタ・・・なかなか鋭いですね!
実はコレ、ある果物の甘露煮を薄くスライスしたものなのです!
短冊にするまえの輪切りの状態がコチラです・・・え、干し柿? 違う違う!
じれったいでしょうから、加工前の生の状態のその果物をみてみましょう、ジャーン!
・・・
・・・何ですか、この果物? それ以前に、これってホントに果物!?
果物というよりはウネウネの触手の塊のような不気味な物体の正体は・・・
仏手柑(ブッシュカン)という、れっきとしたインド東北部原産の柑橘類です!
果実の形状が「仏様の手」の形に似ることから「仏手柑」と呼ばれます。
※「仏様の手」というよりは「黄色い蛸」のほうがピッタリかも・・・
果実の形が「仏の手」とめでたいことと、大変高貴な芳香を発することから、
日本でも古くから観賞用に栽培され、果実はお正月の「床飾り」などにも珍重されます・・・
上で「観賞用に」と書きましたが、「食用」はどうかといいますと、そのままでは食べられません!
というのも果実の大部分が皮で、実の部分は殆ど無いからです。(形を見れば一目瞭然ですね)
で、生食できないなら、なんとか美味しく食べられないかということで
古の人々が知恵を絞って考案したのが、甘露煮や砂糖漬けなのです。
といっても、そんじょそこらに珍菓「
仏手柑の甘露煮」があろうはずもなく、
たぶん現在販売しているのは密教の聖地高野山にある老舗和菓子屋「
かさ國」さんだけです!
さて、この珍菓「
仏手柑の甘露煮」ですが、秘伝の製法で調製しただけのことはあって、
柑橘の皮のほろ苦さと砂糖の甘さが絶妙にマッチした絶品の味わいです!
そして最大の魅力は他の柑橘類にはない高貴な芳香にあります!
100g1300円と果実類の食材としては高級品ですが、それだけの価値はあります!
そのまま食べても美味しいわけですが、いうなれば「
和製オレンジピール」ですから
スイーツの食材としても、絶対にその真価を発揮してくれるはずです
そこで
amour fuseeさんに秘密指令を下して出来上がったのが、
冒頭にある「
仏手柑のガトーショコラ」なのです
※オレンジピールとチョコ系は相性抜群ですから王道で責めてきたって感じですね!
で、製作者の彼女曰く「
すんごい美味しかったです!」
「そ、それは楽しみ~
」・・・って、おい!僕の分の試食は!?
・・・というわけで、
「
仏手柑のガトーショコラ」も楽しめる
なるcafe in 星満夜は
9月20日(祝・月) 10:30~21:00(ラストオーダーは20:30)
法多山
本坊・紫雲閣にて開催です! ※会場は
コチラを参照ください
・・・あ!紅茶のことまで書ききれなかった
それは次回のお楽しみにっ