みなさん、こんばんは!アッという間に1月も中旬ですね・・・
さて今回のブログのネタは
1月5日の投稿に続いて
「
厄除けだんごトリビア」の第2弾をお送りします
今回のお題はズバリ!お土産用のパッケージについてです!
法多山にお参りに来たことがある方ならお馴染みの
こちらのお土産用の厄除けだんごの箱なんですが・・・
「
名物」の下の三文字って何て書いてあるか読めますか?
実は僕の後輩でもある
㈱マツヤマデザインの社長さんのブログに
こんな投稿が載っておりまして、その疑問にお答えするのが狙いなのです!
※つーか、「あんざ」ってなんだヨ!マツヤマくん・・・
まあ以前にもお若い参拝者の方に呼びとめられて
「すみません、これって
ぜんざいって読むんですよね?」
と真顔で聞かれて、ズコーーッとなったこともありました・・・
で、早速その答えなんですが「
だ・ん・ご」と読みます・・・
って、そのまんまだし、当たり前じゃん
という突っ込みは華麗にかわして
ちょっと説明をさせていただきますと、これは「
ひらがな」なんです!
お習字を習っていたり、歴史が好きな人はご存じでしょうが
「ひらがな」は漢字を崩したものがもとになっていますよね!
例えば「
あ」は「
安」の崩し、「
い」は「
以」の崩しというように・・・
ところがひらがなは「
表音文字」ですから、表記自体は
漢字で同じ音になるものがあれば、何種類かできるわけです・・・
例えば「あ」なら「阿」とか「い」なら「伊」とかいう具合にです!
実際に現在我々が使用している46字以外に、かつてはその何倍もの
ひらがなが存在していました・・・これを「
変体仮名」というそうです!
土産用の箱の「
ん」の上下の変てこな字は、実はこの「変体仮名」なのです
まず上の字は「た」の変体仮名ですが、これは「
多」を崩したものです!
→
「多」
これに濁点を付けて「だ」と読ませています・・・
続いて下の字は「こ」の変体仮名ですが、これは「古」を崩したものです!
→
「古」
これに濁点を付けて「ご」と読ませています・・・
この変体仮名ですが、今では全く使われていないかというとそうでもなくて、
これは「甚兵衛そば」というお店の看板ですが、後ろ2文字は訳わかりませんよね
これも「そ」は「楚」、「ば」は「者」に濁点を付けた変体仮名で「そば」と書かれています!
ちなみに「者」は漢文で「~は」と読む助字であるため「は」の変体仮名となっています!
まあ「厄除けだんご」は江戸時代からあるわけですから、
昔はこういう表記をしていた名残なのかもしれませんね・・・
最後に「厄除けだんご」の名前のプチトリビアを2つほど紹介します
①「厄除けだんご」は・・・「
名物だんご」が正式名称であって、「厄除け~」は通称である・・・
②徳川13代将軍家定に気に入られたのが「厄除けだんご」の始まりであるが
その時、家定公に命名してもらった名前は・・・「
串だんご」である・・・
どうっスか?「厄除けだんご」の表記や名前ひとつとっても奥が深いでしょう・・・
また「面白ネタ」や「トリビアネタ」があればご紹介していきたいと思います!
・・・ん?なんか忘れているような気が・・・まあいいか、おやすみなさ~い