みなさん、こんばんは!今日は寒さも一段落したようですね・・・

って、なんか最近は時候の挨拶が「寒い」に終始しちゃってますね
さて、寒いといえば法多山の本山である和歌山県の
高野山は
元旦から大雪だったそうです

たしかに標高1000mだしね・・・
そんなわけで冬の高野山の修業は大変厳しいわけです・・・

降り積もった雪の中を行く修行僧の姿は冬の高野山の風物詩ですね
実は上の写真は、ある本の見開きの巻頭カラーから転載したものです!

その本は小学館から刊行されている『
高野山の伝統と未来』というタイトルで
今から5年ほど前に5巻セットと刊行されたものなんですが、驚きはこっからで
実はこの写真の修行僧の一団の中に、僕が居るんです

僕が高野山で修行していたのは今から約20年ほど前のことですから
なんで15年も前の写真をこの本の巻頭カラーに使ったかは謎です・・・
で、僕はどこに写ってるかというと・・・薄黄色の衣を着た寮監先生のすぐ後ろで
首から上だけ写っていて、顔が3分の1ほど寮監の顔で隠れているのがそうです
実はこの掲載されてることはつい最近発見したばかりでして
5年前に買ってから殆ど読んでなかったんですが(不勉強で失礼

)
ちょっと調べものがあって、ページをめくっていて偶然発見したのです!
あの頃は僕も20代前半で若くて体力もあったんですが、確かに厳しかったなぁ・・・
特に真冬は本当に寒いんです

朝の気温はマイナス10℃以下なんてザラ

水垢離で地面に落ちた水は即座に凍るし、耳なんかもしもやけで真っ赤でした

とはいえ、当時は確かにキツかったけど、耐えられないほどじゃなかったし
写真は1日に一度、高野山の中を何キロも歩いて拝んで廻る行なんですが
寒さよりも、この時だけは外に出られる喜びの方が強かった気がします・・・
それから20年・・・今じゃ温暖な静岡の地で「寒い寒い」言ってる始末ですから
なんというか、身も心も鈍っちゃったのかなぁ・・・これじゃいかんね!

そんなことを考えると、この写真は仏様が戒めのために発見させたのかも・・・!?
これを機に、精神も身体も鍛え直してみるかなぁ・・・(例によって予定は未定

)