皆さん、こんばんは・・・
今日は今話題の本の書評を・・・
というのは冗談ですが、『ゲゲゲの女房』NHK朝の連続テレビ小説で人気ですね。
※んでも、布枝さんのキャスト松下奈緒はありえねーだろ
ちなみに映画のほうはフッキーらしいね・・・
今回の話題は松下奈緒さん・・・ではなくて、『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者であり
日本漫画界の重鎮にして、妖怪学の世界的権威(というかご自身が妖怪なのかも)である
水木しげる御大に関することです
何を隠そう、私は大の水木ファンで、御大の漫画、画集の類はそれなりにを所有しています。
というか、「
妖怪」そのものが小さい頃から大好きでして、
水木ファンになったのも、そのせいといっても過言ではないでしょう・・・
※妖怪の話をさせたら一昼夜は軽くいきますヨ・・・
で、この水木御大が齢八十を越えて、世に送り出した大作が
『
妖怪道五十三次』なのです! 『妖怪道五十三次』の詳細は→
コチラ
ご承知の通り、広重の『東海道五十三次』を本歌とする作品ですが、
パロディの域を軽く超え、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に比肩しうる芸術作品です
五十三次ですから当然のこと、我がまち「
袋井」もございます!こちらです
間違い探しじゃありませんが、描かれている妖怪の皆様をご紹介
苫屋の下で胡坐をかく一つ目の鬼→
夜行さん
囲炉裏にかけられて慌てふためく→
分福茶釜
着物を着た白い風船?→
白坊主
田んぼに横たわる巨大な怪獣→
わいら
女の子を襲う木の化け物→
樹木子(じゅぼっこ)
広重の『東海道五十三次』の袋井も載せますので、比較してみてください・・・
でも、法多山と何の関係があるのかいな?・・・と思われている方もいらっしゃるでしょう。
そこで『妖怪道五十三次 袋井』の絵をちょっとばかりズームアウトッ!
Hey!Hey!水木の御大の
直筆サイン入りだゼ!お寺の名前も入ってるゼ!
※ちゃんとホンモノですよ!決して趣味が高じて捏造したわけではありません・・・
実は何故この絵が水木先生から法多山に寄贈されたかといいますと、
『妖怪道五十三次』が完成した当時、出版元が完成を記念して
五十三次の出発点の「東京(江戸)」と終着点の「京都」と
それから
中間点の「袋井」で『妖怪道五十三次展』を開催することが決まりました。
が・・・「
袋井って展覧会やる会場あるの?・・・つーか袋井って何処よ?」
という当然の問題が持ち上がりました・・・
そして「
超」偶然にもこの出版社の社員で尚且つこの企画の担当者が
僕の大学時代のサークル仲間のM君だったのです
で、M君から早速電話があり、「かくかくしかじか・・・」という相談を受けて
「水木先生のためなら喜んで!」と、一も二もない快諾で、方々を探したところ
袋井インター近くの袋井観光センターさんが快く引き受けてくださり
無事『妖怪道五十三次展』が開催できたお礼にということでお贈りいただいものです
サイン入れていただく時に「誰宛にしますか?」と聞かれ、
自分宛てにとも考えたのですが、「
これは寺宝にしなければっ!」と思いなおし、
お寺の名前を入れていただいたのが、上の写真の絵の額というわけなんですが・・・
さすがは細かいことに拘らない大人物の水木の御大です!
「~さん江」とか「贈~」とかじゃなく、ストレートにお寺の名前でした
今でも大切な「
寺宝(笑)」ですから、大勢の方に見ていただけるよう
業者さんとの打ち合わせ用の部屋に飾らせてもらってます・・・
※「どうしても見たい!」という酔狂な方は、本堂の受け付けに言っていただければ
多分、案内してくれると思います・・・(多分ですよ)