
初めて来られた方には意味不明の画像で失礼しました・・・
「何故、
蛸が続くのか?」は→
コチラ
さて前回からの続きで、
蛸薬師様のご利益ですが
「何故にタコ?」という理由も含めて、世間一般では
「
蛸=
多幸」とか「幸せを
吸い寄せる」などから「開運招福」だったり、
或いはお薬師様のご利益ズバリの「病気平癒」「身体健全」だったりします。
そして、蛸が激しくうねる須弥壇にまします法多山の
蛸薬師様のご利益ですが
先述のお薬師様のご利益「病気平癒」「身体健全」に違いないのですが
かなりピンポイントでして「
お肌の健康、
肌のトラブル解消」なのです!
端的に言ってしまえば「
美肌
」なんです!
「う、嘘くせぇ・・・

」と、お思いの方もきっといらっしゃるはず・・・
そんな方のために、古くからそういう信仰があるという傍証を提出します!

こちらの古臭い写真は昭和30年代初めごろの薬師堂です。
※薬師堂自体の建立は江戸末ですから、蛸の彫り物もそのころのものでしょう
写真中の
赤い枠線の中を拡大したものが右側ですが、(心霊写真みたいですね

)
「
絵馬」のようなものが奉納されているのがおわかりいただけると思います・・・
で、その絵馬を拡大したものが

の写真です。

えーと・・・蛸の次は「
ナマズ」ですか?・・・ はい、その通りなんです!
大正7年に奉納されたこの絵馬ですが、民俗学では「
ナマズ絵馬」というそうです。
こうした「ナマズ絵馬」は「
皮膚病平癒」の祈願に奉納されたわけですが、
何故に「ナマズ=皮膚病」かといいますと、昔は「癜風(でんぷう)」などの
皮膚が黒ずむ病気を「黒ナマズ」といい、「尋常性白斑」などの皮膚が脱色したり
カサカサしたりする病気を「白ナマズ」と言ったそうです・・・
以上、長ったらしい説明を終わりますが、そんなわけで法多山の
蛸薬師様が
「肌の守護仏」として古くから信仰されてきたことがおわかりいただけたと思います
というわけで、
美肌を求める女性の皆様、
蛸薬師様にお参りされてみては・・・

イヤ・・・なんつーか、見れば見るほど
ノリノリ
ですね・・・
(BGM:サーフィンUSA)