みなさん、こんばんは!今夜は久々のおしめりですね・・・

実は、お正月前に降ってもらうと「ほこりおさえ」になるので助かるんです
さて法多山でも12月28日は昔から「
お餅つきの日」と決まっています!

っと、トップ画像は「羊頭狗肉」でして、実はコチラの画像は
12月25日に有終の美を飾った「
どまセン」の餅つき大会の様子です

餅つきはやっぱり“杵”と“臼”がなくっちゃ雰囲気出ませんよね・・・
と言っておきながら、法多山のお餅つきには“杵”と“臼”の代わりに
こちらの「業務用餅つき機」さんが大活躍してくれています・・・

正直「なんか味気ねぇ

」って感じですが、なんせお供えする餅が多いもんで
普通の臼では30臼以上、この機械でも20回分はお餅をつかなければなりません

おそらく“杵”と“臼”でやっていたら、一日ではとても終わらないでしょう・・・
そんなわけで今回は「
法多山のお餅つき」をいつもより画像多めでレポートします!
さて、お餅をつくこと以外は全て手作業ですので、結構やることも多いです・・・
で、僕は何をやるかっていうと、厨房で「
もち米を蒸す係」です

言葉にすると簡単ですが、なかなかやることが多いし、気も遣うんです・・・
まず、昨日のうちに洗っておいたもち米を計量して水を切ります
次に、蒸し器に入れて、もち米を蒸します・・・

だいたい30~40分で蒸しあがります(赤い付箋は蒸し始めの時間がメモされています)
そして、ほかほかの美味しそうな「おこわ」が蒸しあがりました

蒸し具合を見るために、ちょっと味見をするんですが、
蒸したてのもち米ってホントに美味しいんです!(実はこれが楽しみです)
ここまでが僕の分担なんですが、楽そうに見えて、独りでやるのはしんどいし、
むらなく蒸しあげるのには結構「コツ」が要るんですよ・・・
さて、蒸しあがったもち米は餅つき機に入れられます・・・

底に付いた羽で餅が高速回転し、横のでっぱりでつきあがるようです・・・
でも、何でこんな仕組みで餅が上手くつきあがるのか本当に不思議です

そしてつきあがった餅を餅取り粉を敷いた桶に移します・・・

それを鏡餅の大きさに合わせて、分けていきます!
内側のきれいな部分を出すようにしながら丸めます・・・アチチ
台の上で回転させながら、美しい真ん丸に仕上ます・・・

優しく、そして手際よく丸める若いお坊さんたち・・・なかなかの職人技です!
丹精込めた甲斐あって、満月のような素晴らしい鏡餅の完成です
あとは「割れ」が入らないように、うちわであおいで冷やします・・・

でもね、油断してるとホントに「割れ」が入っちゃうから用心、用心・・・
そしてこれがみんなで力を合わせて作った「鏡餅」たちです!

手塩にかけただけあって、いずれ劣らぬ美人揃いですね
お餅つきが一通り終わると、恒例の「五文取(ごもんどり)」づくりです!
「五文取」とは所謂「餡ころ餅」というのは遠州の方ならお馴染みですね

中に入れる餡子はもちろん「
厄除けだんご」用の餡子ですよ
美味しそうに出来上がった「五文取」です!

まず仏様にお供えして、残りをおやつにいただきます・・・
つきたてのも美味しいんですが、明後日ぐらいにお供えから下げて
硬くなったのを炙って食べると、これもまた「ウンマー

」ですよ!
「お餅つき」が終わるといよいよお正月がすぐそこまで迫ってきます・・・
初詣の皆さんをしっかりお迎えするためにも、体調は万全にしておかねばっ
年内にもう一回ぐらいUPできるかな・・・とりあえず頑張ってみます
